知っていると便利! IPアドレス


<IPアドレスって?>

インターネットを利用したり、ちょっとパソコンの設定をいじったりしようすると、IPアドレス
という単語を見かけることはあるかと思います。
このコーナーは、そんな場面で思考停止してしまうような方に、わかりやすくIPアドレス
を解説するのが目的です。
詳しい方が見ると、ずいぶん大雑把な表現になる事をお断りしておきます。


インターネット接続やLANの設定をする時、下記のような画面を目の当たりにします。


ここにはIPアドレスとか、サブネットマスクという単語が並んでいます。
それでは、このIPアドレスとはどんな役割をしているのでしょうか?

一言で言うなら、IPアドレスとはコンピューター・ネットワークでの出席番号です。
つまり、どのコンピュータがどこの位置にいるのか管理するための番号です。
1台1台に異なる番号(ユニークな番号)をつけて、管理するわけです。

それに対してサブネットマスクは、コンピュータが所属する学級とか部署といった
一定の集団の番号です。
現実の学校に例えるなら、「1年A組」というサブネットに所属する、「出席番号
20番」というのがPアドレスとの関係です。

すると、IPアドレスは全てのパソコンで異なる番号をつけて、サブネットマスクは共通
の番号にしなくてはいけないというのも理解出来ませんか?。
仮に「出席番号20番」君が、間違えて「2年B組」に迷い込んでしまったら、周りに
知り合いはいなくて孤立してしまいますよね。
だから、IPアドレスとサブネットマスクは1対にて考慮するわけです。

<プロトコル?>

このIPアドレスですが、TCP/IPプロトコルという流儀に則った存在なのです。
プロトコルというと、訳のわからない印象を持たれるかもしれませんが、コンピューター・
ネットワークを組む上での流派だと思って下さい。

かつてはNetWearやらLANManegerという流派が乱立しておりましたが、インターネット
の標準規格のTCP/IPが主流になったため、今日ではプロトコル=TCP/IPというよう
な状況になりました。

つまり、IPアドレスとは、インターネット標準規格のTCP/IPプロトコルという流派の管理
番号という事です。


<IPアドレスのルール>

それでは、そのTCP/IPプロトコルという流儀は、どのようなルールで運用されているので
しょうか?。


その解説の前に、実際のIPアドレスを分析してみます。

    192.168.000.100
     第1  第2 第3  第4   ・・・(オクテット)

(.)ドットに区切られた3桁の数値が、4つ並んでいます。
この3桁の数値をオクテットと呼び、左から第一オクテットと表現します。
コンピュータは2進数なので、各オクテットの数値は「0」から「256」までの範囲で割振り
します。
ちなみに第3オクテットは便宜上「000」と表記しましたが、実際は「0」と記述する事が
多いです。
(すると「192.168.0.100」という表記になりますね。)



IPアドレスは極論すれば、3つのクラスに分けられます。
先頭の第1オクテットの数値により、クラスA・クラスB・クラスCに分けられます。
そのクラスごとにサブネットマスクの値が変わります。

クラス名 第1オクテット サブネットマスク
クラスA 1〜127 255.0.0.0
クラスB 128〜191 255.255.0.0
クラスC 192〜223 255.255.255.0

先ほどの「192.168.0.100」は、このルールに従うと、「クラスC」でサブネットマスクは
「255.255.255.0」になります。

通常、会社や家庭等でLANを構築する場合、クラスCの下記の範囲を利用する
事が多いです。

  自由に使うクラスCアドレス
  192.168.0.1〜192.168.0.254
  (第3オクテットを0〜254の範囲で変えても良い。)

この場合、クラスCアドレスなので、サブネットマスクは「255.255.255.0」になります。
同一のネットワークでLANを組む場合は、第3オクテットまで共通の値にして、第4
オクテットのみ数値を変えてください。


とりあえず、SOHOレベルでのLAN構築なら、この程度の予備知識で充分です。



<ネットワークトラブルに強いコマンド>


実際にLANを稼動して管理するようになると、時としていろいろなトラブルに遭遇します。
厄介なのは、その原因を特定する事が困難だったりする事です。

LANが不具合を起こすと、プリンタ印刷が出来なくなったり、インターネット接続が不可
能になったり、共有ファイルが読み込み出来ないなど、様々な現象を起こします。

その原因がHUBやルーター等LAN機器障害なのか、個別のパソコンに問題があるのか、
すぐには判断出来ません。

そんな時に使うのがUNIXコマンドといわれるツールです。
Windowsには「コマンドプロンプト」というプログラムが付属していますが、これを起動して
下記コマンドを使います。

   ping  ・・・ 他のLAN機器に信号を送って、正常かどうか検証する。


例えば下記のようにコマンド入力します。

  ping 192.168.0.1

すると以下のような反応があります。

   Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=64
   Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=64
   Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=64
   Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=64

このような4行の返事が返ってくれば、正常に通信出来ています。

しかし、下記のような反応が返ってきたときは問題です。

   Request timed out
  .Request timed out.
   Request timed out.
   Request timed out.

これは、信号を送ったアドレス(192.168.0.1)と交信出来ない状態です。
LAN経路に異常があるという事です。

この応用で、LAN上のルーターやプリンタ、他のパソコンのIPアドレスにping試験をして、
返事が来ない機器を特定するわけです。
慣れてくれば、LANトラブルの初歩的問題なら、このpingコマンドだけで解決できるように
なるでしょう。

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