ネットでの法務サービス
インターネットの利点は、手軽に情報発信や情報収集が出来る事にあると思います。
単に情報を発信・収集するだけでなく、商品の購買やサービスの予約を行うことも、人々のライフスタイルに定着してきた感があります。
しかし、まだまだインターネットの利用層は限定され、インターネットを利用しない層の方が多い状況です。
私は今のところネット専業で行政書士業務を行っており、問い合わせ件数もおかげさまで順調に増えております。2004年1月は月間で60件のご相談を承りました。
ただ、数多くの相談の中で、業務として受注したのは消費者契約の解約案件がほとんどです。その他のご相談はいろいろと伺うのですが、なかなか業務としてご依頼頂くまでには至りません。
消費者契約の解約案件は、ネットで営業を継続している行政書士の先輩方がみえて、そのスタイルが定着して来た成果だと思っております。私自身が特に新しい展開をしている訳ではありません。
それ以外の分野で、せっかくお問い合わせ頂くご相談を、全国どちらの案件であっても承れるように、システムを作り上げなくてはと思っております。
ホームページで業務内容をPRしつつも、実際の業務依頼は地元限定というパターンが実に多いように思います。
地元限定にするには、官庁やお客様と何度も折衝が必要な事柄が多かったり、面談を通じて業務を行わないと双方が不安であったりする事が多いからだと思います。
実際、私も遠方のお客様や、その地元の官庁に出向くことは困難です。
そのような制約の中でも、インターネットの可能性を追究していきたいという気持は強いので、今までの常識ではネット営業は無理と言われるような業務を、何とかネットでも出来る業務にしていきたいですね。
行政書士の業務は実に数多くの種類があります。その中で一つでも二つでも、ネットで展開できるようなシステムを創り出すのが、今後の目標です
2004年2月8日 遠山桂
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