中津川市の行政書士日本全国対応の行政書士です
MSブラスト

本日18日(月)が盆休み明けという会社は多いと思います。
盆休みの少し前からMSブラストというウィルスが猛威を振るい、インターネットニュースや新聞でもその被害が話題になっております。


マイクロソフト社が、セキュリティの問題があるとして発表した弱点にとりつくウィルスで、感染するとコンピュータは延々と再起動を繰り返す現象に陥ります。
マイクロソフト社は、既知の弱点であり、対策用プログラムも公開しているので大きな問題ではないとの見解のようです。
しかし、これだけ社会問題になるほど被害が拡大しては、それも苦しい言い訳に聞こえてしまいます。


実際のところ、マイクロソフト社がこの弱点を公開した時点で、無償提供の対策プログラムをインストールしていれば、MSブラストには感染しません。
マイクロソフト社は、様々な通知手段を使って、対策プログラムのインストールを呼びかけていたのは事実です。
それでも、多くの企業やホームユーザーは、その警告を軽視していたという事でしょう。
そういう私も、今更ながら慌てて対策している次第です。(苦笑)
いくら警告しても、被害が深刻になるまで対策を打たないのは、人間の面倒がる習性でしょう。
ネットワークに対するセキュリティ対策は、実に面倒で億劫なものです。
でも、放置しておくと、大事なコンピュータのデータが消去したり、意図しない文書漏洩に悩まされたりします。
コンピュータのネットワークは不完全なものだという諦観をもって、自分のセキュリティは自分で守ると情報収集を継続するか、セキュリティ対策を外注してしまうかですね。


また、ウィルス対策の専門企業であるトレンドマイクロ社が、この時期に同社の主力商品であるウィルスバスターコーポレートの仕様変更をしました。
そのおかげで、サーバー運用しているウィルスバスターは、対策プログラムをインストールしないと、ワクチンであるパターンファイルがアップデートできないと言う問題が生じます。
私は、その対策も同時に行った訳ですが、本当に手間がかかります。

誰が悪いのか?。
もちろん、最大の戦犯はウィルス作者です。
そのウィルス作成を止めることが出来ない以上、セキュリティ対策の面倒さと付き合いつづけるしかないのです。
セキュリティーホールの無いOSやソフトが存在すれば問題ないのですが、それは望めません。
すると絶えず新種ウィルスに警戒しつつ、必要な対策をとり続けないといけない・・・。
対策プログラムを作成するメーカーも、それをインストールするユーザーも、大きな苦痛です。
何でこんな事に悩まされなくてはいけないの?。
本来の仕事も滞るし、ロクな事は無いです。
連休明け早々、いきなり愚痴モードになってしまいました。


ちなみに、MSブラストの対策プログラム(パッチ)は、下記のURLにあります。
Windows2000やWindowsXPをお使いの方で、まだ未対策の方は早急に手当てしましょう。


http://www.microsoft.com/japan/technet/security/virus/blaster.asp


2003年8月18日  遠山桂

 


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