架空請求詐欺メールの犯人逮捕
4月30日のコラムで話題にした架空請求の詐欺メールですが、犯人が逮捕されました。不特定多数にありもしない詐欺請求を行い、振り込まない場合は自宅に回収へ行くという脅迫めいた文面を送りつけるという、乱暴な話でした。
しかし、ちょっと落ち着いて考えれば、身に覚えの無い請求書など無視するだけでいいと思うのですが、それでも動揺して支払ってしまった人がいたようです。
その被害者が331人で、被害総額は790万円に上るそうです。スパムメールを送りつけるだけで、取り込む詐欺としては効率のいい手口だったのかもしれません。
私のメールアドレスにも、この手口のメールが数通届きましたが、それを地元警察署に通報した時に、ハイテク犯罪捜査室で調査中という事を伺いました。犯人特定は口座から調べたのか、インターネットの経路から調べたのかは不明ですが、犯人はインターネットの匿名性を過信したのでしょう。
こうした犯罪の検挙が、模倣犯への抑止力になることを願います。
2003年5月11日 遠山桂
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