中津川市の行政書士日本全国対応の行政書士です
連鎖販売取引について
 


このコーナーをご覧になっている方は、次のどんな理由でしょうか?

  • どうやらマルチ商法に引っ掛かったらしい...
    友人に誘われて健康食品や輸入商品などの販売を始めたが、契約時にクレジットを組まされ、何か怪しい気がして不安だという方。
    もし、悪徳商法だと思ったら、すぐに解約手続きを!!。
    クーリングオフ期間内であれば、クーリングオフ・エクスプレスにて内容証明郵便の発送代行を承ります。
    クーリングオフ期間を経過した場合は、中途解約エクスプレスにて解約申し入れ書面の作成代行を承ります。(どちらのサイトも当事務所が運営するサイトです。)

  • MLM(マルチ・レベル・マーケティング)の契約で迷っている
    ネットワークビジネスに誘われたが、その善悪の判断がつかないという方。
    ネットワークビジネスの善悪の見分け方を参考にして下さい。


  • これから積極的にMLMに取り組みたい
    合法的にネットワークビジネスを展開していこうという方。
    法定契約書作成等のご支援を致します。(但し、事業内容によってはご依頼をお断りすることもあります。)


  • とりあえず連鎖販売取引について知りたい
    ねずみ講とマルチの違いや、そもそも連鎖販売取引ってナニ?という方。
    予備知識として読んでみて下さい。MLMやマルチ商法は、世間で人付き合いしていれば、必ず何度かは誘われたりするものです。



まず、最初に私の連鎖販売取引についての個人的見解を書いてみます。


悪徳商法としてのマルチに関しては、絶対に反対です。近寄るべきではないし、契約してしまったら何が何でも解約すべきです。解約に関してのサポートは全力を尽くします。


MLM(マルチ・レベル・マーケティング)に関しては、多くが悪徳商法の温床になっている現実はありますが、堅実なビジネスとして普及している側面もあります。事業として堅実に運営されているものは、出来る限りの支援をさせて頂きたいと思っております。
具体的にはインターネットショップでのMLM商品のサイト構築支援やトラブルのご相談などです。


それでは、連鎖販売取引について、詳細を書いていきます。



<ねずみ講とマルチの違い>

  一言でこの違いをご説明するなら、ねずみ講は資金だけを目的に投資を行い、新規入会者から上納金をせしめます。それに対してマルチ商法は新規入会者から商品販売という形で上納金をせしめます。
  つまり、商品を介在させるかどうかが最大の違いです。

  ちなみに、ねずみ講は無限連鎖講の防止に関する法律によって、全面的に禁止されています。

<MLMとは?>

  ネットワークビジネスとかMLMという言葉は、よく目にすると思います。
MLMはマルチ・レベル・マーケティングの略称で、ある商品の愛用者が口コミでその商品を販売し、愛用者自身が販売者となって販路を広げていく販売手法です。ネットワークビジネスやマルチ商法も、ほぼ同義です。
  こうしたビジネス手法を特定商取引法では「連鎖販売取引」と呼称し、様々な規制をしています。


  商品販売を度外視して会員獲得(=過剰な利益追求)に走るMLMも多く見かけます。 その一方で、堅実な運営で消費者に支持されるMLMが存在するのも事実です。
  それでは、悪徳MLMと堅実なMLMは、どう見分けるのでしょうか?。


<悪徳MLMと堅実なMLMの見分け方>

   まず、堅実なMLMであったとしても、ネットワークビジネスで成功するには、かなりハードルが高いという現実は認識してください。


  何か魅力的な輸入雑貨でMLMに加盟したとしましょう。値段もそこそこリーズナブルだったとします。それを販売するのに、まず誰に売りますか?。
大抵の人は友人・知人から声をかけるでしょう。


  もし、その親友に「君はマルチをはじめたの?。」とか「そういう怪しげなものは買わない主義だから。」と言って断られたら、これはかなりダメージが大きくありませんか?。
  誰でも信じている人から拒否反応を受けると、自分の人格まで否定されたような孤独な気分になるでしょう。


  一般的なMLMに対する認識は、実はそんな反応が多数派です。このハードルを越えて、知り合いみんなに声をかけまくるのは、かなり勇気のいることです。(万一、MLMを諦めることになっても、一度壊れた信頼関係はなかなか戻りません。)

  そこで、知り合いに頼らないインターネットでの販売手法に着目する人が増えています。しかし、こうしたMLM系商品販売のホームページは、数が多すぎて普通に運営していても目立ちません。つまり売れません。
(もちろん例外はありますが、MLM系商品で黒字になるホームページは、全体の5%も無いと思います。・・・私の主観ですが。)
  それだけ厳しい商売であるという前提で、MLMの見分け方の本題に入ります。


  ぶっちゃけた話(ふるい?)、堅実なMLMは少数派です。それなら、見分け方も悪徳マルチの事例を挙げて、その消去法で生き残るのが堅実なMLMだという探し方のほうが話が早いと思います。
  そこで、悪徳マルチ商法のパターンを書き出してみます。
  

  • 入会にかかる費用がやたら高い。
    最初は入会無料と聞いていても、何とかキットとか、上位代理店に一足飛びにステップアップする権利だとか、いろいろ勧められるままに払っていたら、30万円〜50万円もしていたというケース。
    もう、速攻でクーリングオフしましょう。


  • やたらノルマがキツい。
    参加自由のはずのMLMサークルが、入会したらやたら新規会員獲得を強要される。おかげで余暇時間がほとんど無くなってしまった・・・。


  • やたらイベントが多く、しかも全国に動員される
    新商品発表のイベントなどが次々と開催され、かなり強引に誘われる。
    参加者がやたらハイテンションなのはいいけど、どうも商品そっちのけで新規会員獲得ばかり叫ばれている・・・。


  • いつの間にか商品の販売より会員獲得に追われる
    もう、末期的症状ですね。自分が加害者になる前に早く足を洗いましょう。


  • 商品に対する品質に疑問がある
    自分が使いたくも無い商品を売ろうとすることが、本末転倒です。MLMの基本は、自分が気に入った商品を自然な気持ちで販売することのはずです。



  以上のパターンから、逆説的に堅実的なMLM像を述べます。


  ・初期費用が安価であること。
  ・ノルマは無く、販売は自由意志に任されること。
  ・あまりにも派手なイベントに無理矢理勧誘されないこと。
  ・商品への信頼は揺ぎ無いこと。(歴史・品質・価格など全て)
  ・後からの入会者であっても、先の入会者を超える自由競争の原理
    が実際に機能していること。(タテマエは除く)


  ごく簡単に連鎖販売取引の事例を書いてみましたが、自分のやっていることが悪徳商法チックだと思った方は、早急に解約&脱会しましょう。
  堅実なMLMに参加していると実感されている方は、頑張って下さい。ネットショップ支援は当事務所のメニューでもありますので、WEBサイト作りのカウンセリングや運営上の消費者トラブル相談など、いろいろとご支援致します。

 


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