LANトラブルの解決法


<ネットワークトラブルの原因究明が第一>


事務所内にネットワーク(LAN)を組んで、プリンタ共有やインターネット共有を
始めると、もうその便利さから離れる事は出来ませんね。


  ・高速レーザープリンタを共有しての印刷物管理。
  ・文書ファイルの共有保管で、仕事が中断しない。
  ・インターネット閲覧も全てのパソコンから可能。
  ・全員がメールアドレス保管する事で、客先との打合せが密接。
  ・ホームページを運用する事で、全国規模の顧客作り。


などなど、享受できるメリットは計り知れません。
普段は当然になっているので、意識もしないかも知れないですね。
マサに縁の下の力持ちです。



・・・しかし、そのLANが不調になったら、もうパニックですね。


  「おーい!、印刷が出来なくて、顧客との約束の時間に間に合わないよ。」
  「サーバーにアクセス出来なくて、見積が出せないよ。助けてーー。」
  「 電子メールが不調で取引先からの重要ファイルが届かない!!。」



こんな悲鳴がオフィスに響き渡りそうです。


それでは、このようなトラブルが発生した場合は、どういう対処が必要なのでしょうか?。
やはりそれは、トラブルの原因は何かということでしょう。
印刷できないとか、メールが受信できないというのは現象であって、その原因が必ず
あるはずです。


パソコンやLANのトラブルというのは、現象がいろいろ現れるのですが、よく調べると
一つの原因に辿りつくはずです。
その原因さえ発見できれば、修復は難しくありません。
むしろ、原因を調査する事の方が困難で、いろいろな予備知識が必要とされるもの
です。

<コマンドプロンプト>


LANトラブルの原因調査をする上で、知っておいた方がいいUNIXコマンドがあります。
それは、「ping」と「ipconfig」です。
どちらもWindowsに標準添付されるツールである「コマンドプロンプト」を起動して使い
ます。


「ping」(ピンと発音)の使用法については、 知っていると便利!!IPアドレスのページ
を参照ください。


「ipconfig」(アイピーコンフィグと発音)とは、操作しているパソコンのIPアドレスや、ゲー
トウェイ(通常はルーターのIPアドレス)等の情報を表示させるコマンドです。


コマンドプロンプトから、以下のようにタイプします。


   C:\ipconfig /all


すると、以下のような結果が表示されます。


  Ethernet adapter ローカル エリア接続:
     Connection-specific DNS Suffix . :
     Description . . . . . . . . . . . : TX PCI Fast Ethernet Adapter
     Physical Address. . . . . . . . . : 00-10-**-44-**-98
      DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : No
   (1) IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.0.10
   (2) SubnetMask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
   (3) Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.0.1
   (4) DNS Servers . . . . . . . . . . . : 172.167.**.1


(1)については、そのパソコンが有するIPアドレスです。
(2)については、そのパソコンが有するサブネットマスクです。
(3)については、LANに設定されるゲートウェイアドレスで、通常はルーターのIPです。
(4)については、 簡易LANではプロバイダ提供のDNSサーバーの値です。


まずは、「ipconfog /all」というコマンドで、該当するパソコンの基本情報を調査
する訳です。
すると、上の(1)〜(4)の基本情報が確認できます。
この段階でIPアドレスが表示されなかったり、サブネットマスクが間違っていたりしたら、
そのパソコンのLAN設定に問題があると考えて良いでしょう。



<LANトラブルへのアプローチ>


LANの不調や不具合の調査には、コマンドプロンプトから「ping」を使い、各LAN機器
に信号を送信して、その返事が返ってくるかどうかを観察します。


具体的には、以下のような順番で「ping」送信テストをします。


(1)ルーター(ゲートウェイ)に対して送信。
(2)サーバー機が存在すれば、そのサーバー機に対して送信。
(3)プリンタサーバーに対して送信。
(4)該当するパソコンと同一のHUBで接続されたパソコンに対して送信。
(5)該当するパソコンと異なるHUBに接続されたパソコンに対して送信。
(6)該当するパソコンに対して(自分に対して)送信。


この送信テストで、反応が返ってこない(= Request timed outになる)機器を特定します。
この特定作業が完了したら、該当する機器をチェックする訳です。

なお、(6)のテストで反応が無い場合は、下記のコマンドをテストします。


   ping 127.0.0.1


このIPアドレスはループバックアドレスといって、試験用のアドレスになります。
このアドレスからも反応が返らない場合は、LANカードの物理的故障か、LANカードドライバ
が不適切であったりします。


この送信テスト繰り返している内に、LANトラブル解決のノウハウは磨かれていきます。



遠山行政書士事務所TOPページに戻る

以下は遠山行政書士事務所運営サイトです。

借用書と金銭消費貸借契約書作成エクスプレス
金銭貸借の私製契約書作成の専門サイト。

遺言書作成エクスプレス
自筆証書遺言の作成支援サイト。

男女問題などの示談書作成エクスプレスです。
不倫やセクハラ、傷害事件などの和解合意後の示談書作成をご支援するサイト。

ホームページのSEOは売上向上塾
ホームページの正しいSEO対策についてのコンサルティング。

ホームページやWEB制作の契約書作成エクスプレス
WEB制作やIT関連事業者様のための契約書作成専門サイト。

素早い内容証明代行のクーリングオフ・エクスプレスです。
悪徳商法や消費者契約のクーリングオフ代行の専門サイト。

以下はLANやパソコンのトラブルに対応してくれる事業者さんです。

ホームページ制作やパソコンのトラブル対応のディーシーエス

WINDOWSの再インストールの代行サービス